たまの宝箱

たまたまの出会いを宝に変えてきた「たま」が、自分の好きをご紹介

思わず走りたくなる本『BORN TO RUN 走るために生まれた』

『BORN TO RUN  走るために生まれた』(クリストファー・マクドゥガル著)。「全米20万人の走りを変えた、ニューヨークタイムズのベストセラー」という触れ込みに興味をもち、初めて購入したランニング本。


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走り方のポイントは「楽に、軽く、スムーズに、速く、と考えるんだ。」とあります。


「まずは“楽に”から。それだけ身につければ、まあ何とかなる。次に“軽く”に取り組む。軽々と走れるように、丘の高さとか、目的地の遠さとかは気にしないことだ。それをしばらく練習して、練習していることを忘れるようになったら、今度は“スムーズ”だ。最後の項目については心配しなくてもいい...その3つがそろえば、きっと速くなる」

 

速くなるためにはガムシャラな練習が必要だと思い込んでいた私には衝撃的でした。

「楽ってなんだろう?軽くってなんだろう?」

 

64キロのウルトラマラソンを完走し、フルマラソンの記録は3時間台。元気に動けているように見える私でも、時には体も心も動かない時があります。

 

どうしようもなく自分のできないところにばかり目がいき落ち込んで、「私なんか病」に取り憑かれて、どうしようもない夜があります。


そんな時はとっとと布団に潜り込み、目覚めたら、ランニング、筋トレ、1日1万歩。どれも自分が布団から出て、顔を洗い、身体を動かさなければできないことばかり。泣いていても歩数は一歩も増えません。筋肉も1ミリも太くはなりません。


完璧な自分を目指していた私はいつまでたっても一歩踏み出す勇気が出ず、いつか来る日に向けての準備ばかりの毎日。そんな時にマラソンと出会いました。筋トレも始めました

 

私のように、一人だとやり続ける自信はないけれど、達成したい目標がある、という方に寄り添ってずっと走っていきます。相手が喜んでくれる姿を見ることが、私のなによりもの「生きる活力」だからです。

 

冒頭の本『BORN TO RUN』。

「何かを真に征服する唯一の方法とは、愛することなのだ。」とありました。


「知恵の女神に心をささげ、愛し、気持ちを向ければ、富の女神が嫉妬して、おまえを追いかけてくる。ランニングに何も求めなければ、思ってもみなかったものが得られるということ」

 

愛し、気持ちを向ければ、きっと伝わる。

ランニング以外にも通じるメッセージ。

本当に自分がやりたいことに出逢えて

心が震えました。