【本】『不幸になる生き方』
勝間和代さんの『不幸になる生き方』集英社新書(2010年6月22日第一刷発行)。
「私が本を書いて、努力を楽に成し遂げる「仕組み」を伝えたり、時間投資の効果的な方法を伝えるのも、読者により素敵な毎日を過ごしてほしいという気持ちがあるからです。
本が何万部と売れるより、印税でお金がたくさん入ってくるより、スターバックスでお茶をしている時に「勝間さんの本でヤル気が出ました、ありがとうございます」と声をかけられることの方がずっと嬉しいのです」
10年たった今でもこの本を手に取るのは、この部分にとても共感を覚えるから。
この本の中で「ウッフィー」という信用通貨が紹介されていました。
「他人からの感謝や尊敬、評価が一種の通貨となって、個々人のなかに蓄積され、モノやサービスの売買もウッフィーで決済する。したがって、人からの信頼や尊敬を集めている人が富のある人なのです。」
10年前から今のSNS時代を見通していたようなこの考え。
「一見自分の得にはならないスキルや知識の「贈与」が他者からの信頼や尊敬を集め、より大きな見返りとなって戻ってくる」
「幸せをつかむ生き方とはすなわち、地獄に進む道、不幸になってしまう生き方をとことん知ること、そしてそれを避けること」
「不幸な人は、自ら不幸になるように、毎日行動を繰り返している」
「自分自身の不幸な生き方、考え方、行動習慣、言葉、すなわち、日常生活の一つ一つが、自分の不幸を作っている」
「この現実に向き合うことができれば、問題の70%は解決したと考えて良い」
10年たっても少しも色あせない教え満載の新書。不幸につながる行動を避け、
逆にしなければならないことをしっかりマスターし「感謝」という信用通貨をコツコツ貯めていきたいです。