たまの宝箱

たまたまの出会いを宝に変えてきた「たま」が、自分の好きをご紹介

【本】『7つの習慣』

7つの習慣』原則と第一の習慣を読み、初めて「インサイドアウト」「影響の輪」という考え方を学びました。

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せっかくこうしようと思ってたのに。

あれをするはずだったのに。


 自分がワクワクしながら立てた行動計画が、予期せぬことで崩れたとき。

それが入念に立てた計画であればあるほど、がっかりし、怒りさえ湧いてくることもあります。


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姫路城に行った時の事です。

修学旅行でやって来た高校生たちと、ちょうどかち合ってしまいました。

 

「混んでいる3連休を避けて、わざわざ平日にやってきたのに」「深夜2時に出発して、600 km 10時間もかけて車で来たのに」


 これまでの私なら、予想もしない混雑ぶりにイライラし、がっかりし、大声ではしゃぎ続けている高校生たちに対し、邪魔な存在としか認識することができなかったと思います。

 

 でも「インサイドアウト」の概念を学んだ私は、自分で自分の一日を台無しにする行動をとることはしませんでした。


 自分にはどうにもならないこと。

 自分にできること。


 自分にできるのは、このずっと訪れたかった国宝姫路城の6階建ての空間を楽しむこと。そしてこの石を積み、城壁を立て、すっくとそびえる白鷺城を建てた古の一人一人からのメッセージを、ここにいるみんなで感じ取ること。


 高校生に話しかけました。「どこから来たの」「千葉県千葉市から来ました」「修学旅行に行けれないかと思ってたけど、来れてとっても嬉しいです!」

 

 コロナでキャンセルが続く修学旅行。その中でやっと行けることになった高校生活を締めくくる修学旅行。弾んだ笑顔に嬉しい気持ちが伝わってきます。今まで騒音としか聞こえなかった甲高いおしゃべりも、私まで高校生に戻ったかのように相槌を打って、仲間に入りたくなってしまいます。

 

 来れてよかったね、みんなで最後に良い思い出になったね。祝福の気持ちが湧いてきます。

 

あれほど混雑がストレスだったのに、修学旅行に参加させて頂いてるような気分。私の方こそどうもありがとう。あなたたち若い感性と一緒に、長年の夢だった姫路城に登ることができて、またとない経験だったわ、と感謝の気持ちが湧いてきました。


 7つの習慣を学ぶ前の私は、嫌なことが起きると全部人のせいばかりで、自分の見方を変える、ということを知りませんでした。

 

 「インサイドアウト」と言う概念を学んだおかげで、自分でご機嫌な一日を過ごすことができます。「影響の輪」をどんどん大きくし、自分で自分を満たせる一日一日を積み重ねていきたいと思います。

 

 到着したときの、あの怒りとガッカリは、青い空と白い城壁に吸い込まれ、消えていました。