【旅】十勝の熱気球
10月下旬の朝6時30分。
北海道十勝で初めて乗った熱気球。
ぐんぐん上昇し、あっという間に景色が変わります。駐車場に停めた車が豆粒のようになり、やがて見えなくなり。
熱気球に乗る順番待ちの間に私を見下ろしていた背の高い木々たちも、今では緑の絨毯にしか見えません。
地面に足をつけて見ていた視点。
5m、10m、20m、30mと上昇していく熱気球からの視点。
小さな細々したことに囚われている自分がちっぽけに感じます。
地面を走る速さは桐生祥秀選手でも100m10秒弱。あの大迫傑さんでもフルマラソン42kmちょっとを2時間弱。
それに比べ、空を飛ぶことのなんと軽やかで一気に遠くまで行けることか。
スケジュールに落とし込み、To Doリストを作り、時間の見直しをしても手帳を替えても、まだまだ時間が足りないと思う時。
一つ一つの手順のタイム短縮をやり繰りするより、地から空へと風に舞うように、構造そのものを見直したらいいのかもしれません。
十勝のレインボーの熱気球のように。
軽やかに。しなやかに。