【英語絵本】『としょかんライオン』Library Lion book by Michelle Knudsen
幼い頃から、図書館が大好きでした。
家と学校の他にある、自分だけの居場所。
いつも楽しみにしてる、3時の図書館のお話タイム。今日も訪れると、そこに大きなライオンがいたら?。
初めはびっくりしていた子供達もすぐに慣れ、手の届かない本はライオンの背に乗って。
返却期限を過ぎた本の催促の手紙。
その封筒もライオンが長い舌でのりづけを。
尻尾で本棚の上のホコリ取りも毎日の仕事。
吠えない限りライオンでも図書館に来ていい、というルールを守り、
すっかり図書館になくてはならない存在となったライオン。
ところがそんなルールを破らなければならない事件が起きます。
ルールを守るのは大切だけれど、
そうも言ってられない時もあるよね、
そんな温かい気持ちになれるこの一冊。
Sometimes there was a good reason to break the rules. even in the library.
初めてライオンが図書館を訪れた時、
入り口でにらみを利かせていたライオンの彫像。
みんなにとって無くてはならない存在になった時、入り口のライオンたちはしかめ面をやめ、にっこり微笑んでいます。
お話部屋からのぞくライオンの尻尾を眺めながら。
私にとって図書館は、家と学校のほかにある、自分の大切な居場所でした。
ライオンを背もたれに、温もりを感じながら絵本を読んでみたい、そんな気持ちになれる一冊です。